己の中にある異性像との統合
私は浅い変性意識状態の中で、私の中にあの人のようなものがあることに気付いた。私はそれをあの人の中に見ていたのだった。
私はあの人が見せてくれた理想の人間の姿を目指さなくてはならない。
そうして、自分の中にいるあの人を見つめているうちに、周りの人の中にもあなたのような優しさや強さが散らばって存在していることに気付いた。
きっと私の持つ色々な要素もこの世の中に散らばって存在しているのだろう。
あの人がいなければ私はこのことに気付けなかった。変性意識とその気付きがあの人が私にくれた最大のものかもしれない。
これから先、あの人がいなくても私は生きていけるだろう。
あの頃のような狂おしい気持ちは段々薄れてきたけれど、それでも一日も忘れたことはない。
君から貰ったアイデアを発端にしたビジネスだったが、
システムを構築したのは僕だ。実際に動いて作り上げたのは僕だ。自信を持ってよいはずだった。
だが、どうしても君の姿がチラついてしまう。
僕は君を完全に振り払うために、新しく自分のアイデアを元にした商売も始めた。
しかし中々うまく行かなかった。周りの人間が君を評価しているように思われ悔しかった。
元同僚から君の様子は逐次漏れ聞いてはいた。
僕が新しいビジネスをなんとか軌道に乗せようともがいていたとき、君は僕に寄越したアイデアとは別のアイデアを打ち出し、雄々しく働いていると聞いた。
弱々しかった君は僕の幻想だったのか……?
これは敵わない。僕は負けを認めた。
それから僕は、仕事で悩んだときには「君だったらどうするだろうか?」と考えるようになった。
それをしているうちに、僕の中にも君のような要素があることが分かってきた。
自由気ままで、屈託がなく、創造力があり、だいぶと甘えたところが僕にもあった。
僕のアイデアを元にした商売も周りに徐々に受け入れられるようになって、やっと、
やっと僕は、君はもうひとりの僕だと分かった。
僕の可能性を合わせ鏡のように映して見せてくれたのだと。
いや、前から薄々気付いていたけれど、認めるのが怖かった。
その献身こそが君の僕への気持ちだったのだ。何もかもを差し出してくれていたのに、僕はそれを受け取ることができなかった。自分に自信が無かったから、仕事のアイデアだけひったくるようにして逃げてしまったのだ。
結果、逃げ続けることによって、元に居た場所から随分遠くまで来ることができた訳だが、
心の内は君と僕の世界をずっとぐるぐる回っていただけなのかもしれなかった。
ツインソウルの第6段階
真実の愛『ツインソウル応援プロジェクト』 より引用
【第6段階:目覚め】
エゴは消滅し、身体は神聖なエネルギーに満たされます。これは、完全に霊的に目覚め、神の本質を理解することに繋がります。このステージは、ロマンチックな愛を求めるというよりも無条件の愛を放つ段階です。
この段階で、チェイサーの感情や心、霊的な目覚めは完全なものになります。新しい創造と癒しのエネルギーが起こります。そして、それは周囲の人達を助けることに向けられるようになります。
この段階の目的は、自らの体と行動を通して無条件の愛を周囲へ向けることを確立し、人間性をより高いレベルに振動させることです。
ユング心理学的に見た第6段階
自分の深層心理にある異性像に気付き統合していきます(人格にまとめていく)。自分の中に相手のような要素があり、それは元々自分が持っていたものだと気付きます。そしてまた相手と向き合い、自己を見つめ・・・・。これを投影と引き戻しと言います。これを繰り返すことにより様々な気付きを得ていきます。
第6段階では、自分‐自分の中の異性像‐相手 の三者関係になります。相手の異性像も含めて四者関係で捉えた方がよいときもあります。
7つのステージの中でも最重要と言っていい第6段階
インターネット上では体験談が減り、「統合はもうすぐです!」なんてふわふわした記述が増える第6段階ですが、ユング心理学的に見るとここが最重要段階になります。
男性性と女性性の統合が・・・と書いてあるサイトも僅かながらあります。これはアニマ・アニムス(深層心理にある異性像)のことです。詳しく知るには元型やアニマ・アニムスについて書かれているユング心理学の本を読むのが確実です。
相手がいてロマンチックかつ激動の第1~第4段階に比べると、相手不在の第5,第6段階はどうしても地味な印象になることは否めません。
第7段階の再会については、相手次第のところもあるので何とも言えないのですが、相手不在の第5、第6段階は自分で気付いていくことができれば段階を上っていくことができます。つまり、己の中の異性との統合はひとりでできるんですね。というより自分でやるしかないのです。それをどう活かして生きていくのかの道筋が見えるのもこの第6段階です。
そういう意味では第5,第6段階で相手が離れていくツインソウル7つのステージはよくできた物語だと思います。
別離を経験して男女ともに成長し再開する、という物語は古今東西問わず沢山あります。これは男女のよくある心の動きと言っていいでしょう。
相手と再会するにしても、別の人と出会うにしても、自分の中の異性像との統合はしておいたほうが良いです。自分の中の異性像と統合できた時点でかなり満たされます。一人でも大丈夫になるんですね。
相手が「もう一人の自分みたい」と思うような相手であった場合は投影していた可能性大なので、尚更やる価値があります。
深層心理にある異性像、アニマ・アニムスについてはこの本がおすすめです。日本人のアニマ・アニムス考です。